2010-01-01から1ヶ月間の記事一覧

旅の楽しみに「食」があり、いま中高年女性の人気は食べ歩きです。富士川流域王国内にも美味しいお店が沢山ありますが、今日の案内は、美味しい「源水ほうとう」(写真)の紹介です。

下部旅館振興協同組合加盟のホテルや旅館・民宿、さらには土産品店、湯之奥金山博物館売店でも扱っていますが、食べてみました!、コシが強くてちゃきちゃき、美味しいです!。この「源水ほうとう」、名の如く下部温泉・源泉館のミネラルウオーター(全国飲…

本日(29日)中部横断自動車道沿線活性化推進ブロック会議が開催されます。これまで3回、本日は4回目、様々な意見が出されてきましたが、纏めの段階に入りました。この結果は来月、全体会議が開かれ報告されますが地域活性化は、その「計画の地域化」(これは私の造語です)が前提になります。本日どのような舵取りが出来るか分かりませんが頑張ってみます。

「計画の地域化」とは、活性化プログラムを推進するのに肝心の地域に住む皆さんがどれだけ認識していて、どれだけ地域全体のプログラムになっているのかを判断する指標にもなるものです。事業実施者だけが乗りに乗っているだけで、地域の人はその主旨さえ知…

活性化は計画を「地域化」させることが出発点!

*活性化は計画を「地域化」させることが出発点!

また本日17日には、春日居の故奥山源栄氏の1周忌の法要が執り行われました。

改めて、身延町へご寄贈いただいた甲州金貨、江戸幕府の金貨については、金山博物館に於いて生涯学習や観光に活かして参りたいと思います。

実は、2月6日(土)午後4時からは、山梨郷土研究会の70周年の記念講演で、「邪馬台国とまき向遺跡について」、調査の当事者(多分そうかと思います)であります石野博信先生の講演(一般公開・無料)がベルクラシックで行われるとの案内を戴いております。関心がある方は聴講されるといいと思います。

昨日の読売新聞(山梨)週末寸言は「3世紀の歴史ロマン」と題し書きました(写真)が、これには私自身大興奮する理由がありました。先ずはニュースでは、3世紀の遺跡である奈良県桜井市・まき向遺跡、これは卑弥呼の宮殿かもといわれる大型建造物を予測させる遺構の発見や、中国からは魏国を興した曹操の墓発見のニュース、さらに、再び桜井市からは、桜井茶臼山古墳から3世紀の大量の鏡の破片が発見され、復元したら13種類81面に及ぶことが明らかとなったという3世紀の歴史ロマンが伝わって来たからでした。私自身は1991年から、帝京大

私達が卑弥呼が魏国から下賜された100面の鏡は、内行花紋鏡、画紋帯半円方格神獣鏡、方格規矩鏡(表面にTLVというアルファベットに似た文様が見られる鏡)の3面に可能性があると判断し、絞り込み、文様の相似度(同じ鋳型なら100%の相似度)の高い鏡…

こうした身近にみられる現象こそが、この地独特の地域遺産・地域文化ですね。こうしたものを殺伐とした都会で生きる皆様にも触れて貰うことは大事かと思います。

身延町には夜子沢と言うところがあますが、富士川舟運のために川底の岩を削った跡が飯富橋したに、レールのように残されていますが、石工衆集団がそだったんですね。また早川町が富士川に合流する地点には下山というところがありますが、ここには中世戦国時代には館があり城下町が形成されていたんですが、早川入りから搬出された良質の木材があったんですね、立派な宮大工衆が育ちました。いわゆる下山の大工衆団です。中富には「紙漉」職人が誕生し、六郷では印章技術が、また、私達は甲斐金山の研究をしていますが、金掘り技術者集団(金山衆)な

富士川流域王国は、富士川とその上流域(釜無川・笛吹川など)沿岸には、旧石器時代、縄文、弥生、古墳時代、古代、中世、近世、近現代の遺跡が集積しています。この自然の中に共生した文化遺産を見つめ直し、生涯学習の場であり、観光資源の場でありたいと、これらの情報発信をやっていますが、よく観察すると中世〜近世以降からですか、そこで育まれた技術者集団の誕生の姿が見られるんですね。ここで発生して現在の人の暮らしの知恵になっているものが色々あるわけです。

遺跡には、色々な文化を残されていますが、やはり、愚かな人類の残像なんでしょうかね。いいえ、そんなことはないですね。ただ一つの文化というものの寿命は600年間だと言われてもいます。丁度、弥生時代くらいのスパンでしょうか。日本の縄文時代、12000年、草創期を入れて、早期、前期、中期、後期、晩期と6期に分けられてもいます。ですが、継続したこうした長期の文化は、世界にもまれに見るものでしょう。

今、世界の政治や経済地図が塗り替えられつつあります。殺伐とです。やがて中国やインドの時代になると思われます。同じ事の繰り返しをしている内に、地球は壊れていきます。でも人は愚かですから止まらないんですね。とことん終わりまで行かないと。中国の経済発展を中国人の大学教授に凄いですねとメールしましたら、「心」が失われて来ていて将来が按じられます、という返事が返ってきました。

古代や中世になると、さらに明確な「辻」の世界が出てきたと思いますね。「辻」には何処彼処から人が集まり、市が開かれたり、大道芸が披瀝されたり、諸国の情報が聞けたり、祭が行われたり、・・・考えただけで、楽しくなりませんか。この素朴な世界観こそが、活性化の原点なんですね。

「辻」の世界こそ大事です。恐らく縄文時代には集落間を結ぶ中間にはあったと思われます。北杜市にある梅の木遺跡には、集落から川辺へおりる斜面に、斜めに人為的に造られた道が発見されていますが、集落間にもいわゆる獣道的な道が発展したような道があり、その中間当たりには、集落間におけるぶつぶつ交換や婚姻などの情報などが取り交わされたりしたと考えられますね。

山村などの小道を歩くと、いわゆる旧道などですが、道々が交叉した「辻」があります。ちょっとした広い空間があり、多くは大木が一本あったりします。石造物が片隅に残されている場合、道祖神や馬頭観音が残されたりしています。あるいは道標などが、片隅に忘れかけたように傾斜して残されたりしています。文化遺産は、中国の万里の長城やピラミッドだけではないんですよ。こうした素朴な文化遺産こそ私達には大切なんですね。

こうした文化遺産は、必ず人が生活してきた現場には残されているわけです。人の暮らしが継続していれば、必ず大なり小なりあるはずなんですね。その地域の自然のもつ特質と共にです。食べ物にしても、生活習慣にしても、祭などの年中行事にしても、葬式にしてもです。困るのは、人の生活が途絶え始めてきたことですね。限界集落とか言うわけですが、何をしたくてもする人がいなくなってしまった事です。

文化遺産とは、決して難しく考える必要はないんです。人が人類が自然と共生しながら生き抜いてきた痕跡、暮らしの跡、人間の知恵の残像。その生活の中で育まれてきた文化・芸術など。だから常に時代の先端を歩み続けている人が、過去を振り返ったとき、必ず見いだせるもの。そういったものなんですね。当然、そこには学ぶものが沢山あります。

地域に住む方々が自分の地域に誇りがもてる、まずはこれが原点ですね。それには、その地域にしかない、過去からの生活の中ではぐくまれた文化、それを改めて再評価することが大切だと思いますね。

奥山家コレクションの91点を含む、湯之奥金山所有金貨107点は、昨年末までに身延町指定有形文化財に指定されました。今後、甲州金貨などの研究が進む中で、上位の文化財指定を視野に入れて参りたいと思います。

金山遺跡研究は、全国的に注目はされているものの、まだまだ盛んになっておりませんが、日本における先駆的な山金山を開発した甲斐国内に於いては、先進的な研究が展開されております。特に甲斐国の鉱山技術はその後100年後の佐渡相川金山や石見銀山、土肥金山などへも強く波及していきました。それら金銀山の奉行に甲斐国出身の大久保長安の存在が一つの証左になるでしょう。

昨8日、笛吹市春日居町の故奥山源栄氏に対する紺綬褒章の遺族追賞が夫人の萬亀子さんに贈られることとなり、この伝達式が身延町役場・町長室に於いて行われました。当日は長男の奥山源太郎さん、次男の奥山次郎さん、長女の若月美智子さんが同席されるなか、望月仁司身延町長より奥山源太郎さんに褒賞状と木杯一式が伝達されました(写真)。

故奥山源栄氏は、祖父・父2代に亘り収集されてきました古甲州金・新甲州金・江戸幕府の金貨(大判・小判)など91点の貴重な高額な歴史資料を萬亀子夫人とともに戦中戦後を通じ、また生涯を通じ散逸しないように守り抜いてこられましたが、一括して身延町…

私はこの「富士川流域王国」代表として、また峡南地域の文化遺産「湯之奥中山・内山・茅小屋金山」、特に中山金山は「国指定史跡・甲斐金山遺跡/黒川金山・中山金山」として、評価されている日本における初源期山金山(戦国期〜江戸期)の金山、分かり易く言えば「佐渡金山より100年古い金山」のガイダンス館「甲斐黄金村・湯之奥金山博物館」の館長という立場から、山梨県知事政策局の「中部横断自動車道沿線活性化構想委員会」委員として、協議に参加しておりますが、その委員会における議論が白熱化して参ってきました。机上だけのおとなしい

*私の愛車「JEEP」が走行「330000キロメートル」を突破いたしました。

従って「プランナー個人の地域活動」を尊重していくことを前提とし、非法人・非営利の活動団体「富士川流域王国」として「地域活動」を展開するものです。

その為、基本的にNPO法人などの法人化はせず、いわゆる「法人組織」しても、その法人維持にパワーが奪われたら、何の為の法人か分からないケースが、全国的にも多発しているケースがあり、それに陥らないために、あくまで身軽で地域に根ざした形で日常的に活動をしていきたいという方針をとっております。

私達の「富士川流域王国」運動は、「富士川流域」の活性化を行政などに何でもかんでも押しつけたり、頼ったりせず、行政内や団体に所属するも個人の資格での参加者や、何れにも所属していない「地域における活性化に熱意ある個人」(いずれも王国プランナー)と呼ぶ任意の集合体で、「富士川流域王国」(本流と支流域沿岸全体を含む地域)の活性化を目標に活動しているもので、その運動は一過性に陥らない形を模索しています。

ところで、これからの日本経済を牽引する産業は何なんでしょうか。二酸化炭素削減に関わるハイブリッド車などの車産業や太陽光発電。環境や健康に関わる産業、農業や林業、そして国も都道府県も市町村もお題目を上げるような観光振興などなど・・・・。観光なども世界的に不況ですから1000万人外国人観光客を目指していた日本の結果は、目標の50%を切っているようですし、国内旅行者数も減少。大手旅行会社のJTBも200店舗余り営業所を閉鎖すると言った記事もありました。1000円高速の影響も各地の観光者の激減を招いたり、JR各線

経済については世界がアジアへシフトを変えています。いま大きな市場は日本でもアメリカでもヨーロッパでもないようです。アジアで経済成長が著しい中国、インドです。現地生産・現地供給のパターンです。従って日本の大手メーカーは生産基地を現地に移しています。従って、国内へ生産基地を拡大していく方向は今のところ薄くなってきています。工場誘致で雇用の拡大策を図ってきた都道府県、市町村も政策転換が余儀なくされてきた。これが現実です。

素人的な発言としてついでに申上げれば、今の政局運営が「党」という力関係だけであれば、現在の国会議員数はやはり多すぎると思いませんか?。4億人のアメリカですら上院議院は各州から2名で100名です。1億2千万人の日本の議員数は無謀なほど多いと思いませんか?。事業仕分けをするなら先ず自らを正すことから始めたら国民の溜飲も治まるだろうなと思ったりしてしまいます(もし同感者がいましたらコメント下さい)。

先ずは政局の不安定さ、世界や日本経済の先行き不透明感と閉塞感。TVなどで伝わってくる一部を除く安気な政治家の姿(ここでは国会議員を指します)、国を守るのか党を守るのか、政治家自身の個を守りたいのか、つまり、優先順位として日本をどう守り、導きたいのかその方向が見えて来ません。勿論政治は素人ですから、岡目八目的発言ですが。

気づいたら既に5日、元旦は静かに迎えましたが2日〜3日は湯之奥金山博物館へ、4日は恒例の笛吹市新春交歓会並びに(叙勲・大臣表彰・県政功績者表彰者)受賞祝賀会へ、そして本日5日、ほぼ例年と同様な滑り出しです。ある意味では平穏な日常のスタートですが、新聞に目を通せば、やはり不安が募る年明けです。

2005年(平成22年)新春雑感

*2005年(平成22年)新春雑感