2016-03-01から1ヶ月間の記事一覧

この続きは、次回の日記にて下記足します。

この下部温泉郷の入口には、JR身延線の下部温泉駅がありますが、一つ甲府よりの常葉駅間との間には、身延のスカイツリーと呼ばれる標高634?の「醍醐山」があり、ここにこそ自然体験学習に適した無数の教材があります。昆虫・小動物・小鳥・植物・木、更には景観があります。

この富士川へは、富士五湖の一つ本栖湖(千円札の富士山の写真撮影ポイント)から国道52〜私はかって「下部いろは坂」と命名しましたが(今は町村合併で「身延イロハ坂」と呼んでいる)、を一気に下るとそこには平安時代には開湯した「しもべ温泉郷」があり、その周辺の山々には戦国時代金山があり、湯町入口にはそれら金山をガイダンスする「甲斐黄金村・湯之奥金山博物館」があり、金山や日本で最初の計数貨幣である4進法の甲州金貨の学習や金の生産過程の全てが学べてしまいます。

体験プログラムの舞台は、富士山麓(富士五湖=本栖湖)〜続日本記などには不二山とか不二河〜と呼ばれた、二つと無い名宝富士山という資源、さらには悠久な流れを続ける二つと無い富士川がもたらした、古代甲斐国(山梨県)への政治・経済・文化の流通路。その沿岸には無数の教育資源が残されている事は言うまでもありません。

この作業の中で幾つかの課題にも直面しています。その第一は、体験学習プログラムは学校行事ですから、如何にして費用の軽減が図れるか、これを無視してプログラムは成り立ちませんから、これ等の検討です。

特に峡南(南山梨)の中心に位置する身延町を舞台に、隣接する町の素材とを組合わせながら、体験学習プログラムの構成を考えています。

教育体験プログラムにつきましては、専門分野ごとに専門講師陣を中心に、送り先学校の先生方とプレゼン(事前協議)を想定しながら、より効果的な成果が残せる基本的な日程(案)を積み上げています。

具体的なプログラムについては色々な切り口があり、小中などの義務教育課程の学童などの自然観察・自然体験などに軸足をおいた日帰り、1泊2日、2泊3日の日程に組み入れる作業を行なっています。