2014-03-01から1ヶ月間の記事一覧

富士川流域王国でも、この流れの中で果たせられる役割を演じて参りたいと、目下検討を進めています。

富士山の世界文化遺産登録効果は、観光面では地味でしたが、これに教育旅行の臨地研究などの要素が加われば、首都圏からは近いメリット(交通費も安い)も生かせますし、講師陣も県内には大勢いますから、利用校の先生のバックアップも可能ですし、県下あげて積極的な取り組みが欲しいところです。

峡南に欲しいものは行政区域を超えた観光(教育)資源の広域的な活用で、峡南5町全体が潤うようなプログラムの展開が求められますが、その方向性では意識においてかなりの進展があったと思われます。峡南5町はそれぞれの活性化政策を展開していますから、加えてその政策の延長線上で、連携を入れていただければ、かなり違った場面が開かれるかと思います。

今日含めてあと10日で今年度も終わり、地域活性化へ向けた活動も十分やってきましたが、まだまだ途上です。まず中部横断自動車道ですがあと4〜5年で開通予定、工事も急ピッチで進められていますが、この開通に合わせ総合的・効果的に対応できるプロジェクト、いわゆるリーディングプロジェクトとして「富士川流域観光公社」(仮称)が検討され、主に教育旅行誘致へ向けた広域的な観光組織の立ち上げが検討されてきました。

震災は何時来るか分りませんが、同時にそこへ住む人達に配慮が欲しいな、と感じています。被害にあった方々もそう思っているのではないでしょうか。無機質な防潮堤だけが延々と続く海岸線は気持ちを暗くします。

私は思うんですね、基本的には高台へ住民の生活基盤を移す、これに知恵を使うべきだと思いますね。また無機質な防潮堤でなく、海岸線から少し内陸部に防潮堤を兼ねた強固なビル群を建設して、そこにも人が住めたり、漁業などの仕事ができたり、さらには4階以上は避難場所に当てるとか、何か工夫が無かったのかなと思いますね。さらに海岸近くから、そのビル群から高台へ避難できる専用道路、渋滞にならない交通システムを良く考えた開発を研究すべきではないでしょうか。

ニュースを見ていると300〜400キロに及ぶ防潮堤の建設が始まっているとのこと、本当にこれで良いのかなと思います。臭いものには蓋をしてしまえ的な発想にただただ驚きです。

東日本大震災からもう3年が経過してしまいました。大変悲しい出来事で、今でも戦っている現地の皆様のことを考えると、国民全体の気持ちが劣化しないようにしなければいけませんね。