2014-01-01から1年間の記事一覧

12月17日(水)には、空っ風が吹きまくる下野国分寺遺跡の絵師日の様子を研修して来ました。(後日記載)。

これからの観光の形態は間違いなく変容しています。この視点で改めて峡南地方の観光のあり方を展望するとまた違った観光素材の発見があります。教育旅行プログラムを提供するには、定番の観光地もありますが、次第にこのような観光ポイントへも目が向けられていくと確信しています。

本県では、早川町赤沢集落には身延山久遠寺〜七面山の中間に位置する国指定の伝統的建造物保存地区がありますが、笛吹市芦川地区にも、芦川4地区には、国中から郡内に抜ける若彦路の中間に、素晴らしい「兜造り民家と石垣の風景」が残されています。2013年には、笛吹市芦川地区伝統的建造物群保存対策調査委員会が設置(筆者・王国プランナーの谷口一夫は同委員会会長を勤めましたが)され、素晴らしい調査報告書が刊行されています。こうした積み上げを基に早期に伝建指定になって欲しいと念願しているところです。

その地域風土に見合った素朴な生活環境が、こうして観光資源になっていく姿は、正に本物、日本人の海外旅行も定番の観光地巡りから、むしろ人が行かなかった古都や離島などにも行かれる現実から、人口流出が進む富士川流域一帯に残された、素朴な資源、農山村の生業、山岳地帯に残された集落構造等にももっと目を向けたいと痛感しました。

12日〜13日、雪の福島県・会津〜大内宿へ研修に行って参りました。この両日は、日本海から北海道にかけて、特に北海道には二つの巨大な低気圧が重なりあって停滞し、未曾有の大荒れ状態、その影響で福島県も大雪に見舞われました。白虎隊の飯盛山〜福島県立博物館〜大内宿などのコースでしたが、冬場の観光地の視察研修大変勉強になりました。とりわけ大内宿の(国指定)伝統的建造物群保存地区には、むしろ雪景色(写真)の魅力に誘われた観光客の姿が大勢見られました。

(これで今年の日記終わったわけでありません、まだ書きます。なお、最近日記の記述が少なくなっていますが、それだけ色々な取り組みが多かったこと、さらに複雑極まる問題と直面してきた結果だと暖かく理解していただけたら幸いです)。

プランナーの皆様、努力して来年も頑張り続けましょう。

当然、私を含めプランナーの皆様は、来年も頑張り続けることになるでしょう。その努力が結ばれるように地道な努力を繰り返しながら、広域的プログラムの提供と実践を繰り返さなければならないと考えます。

また、プランナーさんも参加してきました山梨県中部横断自動車道沿線活性化推進協議会の峡南地域4PJ、北部区間2PJ事業でも力を出していただいたことに感謝しています。遅々として進まないPJ、順調に地域活性化に貢献し始めたPJ、などありますが、こうした努力を間断なく続けることが、さらに前へ進むことができると思います。途中でやめたらその時点で過去頑張ってきたものがオールクリアー、何も残りません。

中には行動を起こしたけれど道半ばもあるでしょう、私なども大変努力して取り組んできたものの、結果としては結果に結びつかなかった大きな事業がありました。でも、こうした取り組みをしなかったことより、挑戦したことに意味を感じています。

活動の原点は、人に言われて行動を起こすのではなく、自らが気ずいた場面で行動を起こすを信条にしていますが、その意味では、身近に居るプランナーさんの行動を見ても成果が上がっていると言えます(磯野澄也さんの醍醐山活動)。

富士川流域王国のコンセプトを掲げて運動を開始して以来、(本日記の履歴に見るように)10年以上を経過していますが、プランナーの皆様、ことしの成果はいかがでしたか?。改めて活動の原点を振り返りますと、王国活動はそれぞれのプランナーさんが、自身の置かれた場所・環境で王国が目指す「広域的な地域活性化のため」に、自らが率先して活動を起こしていただく取り組みですが、その努力に感謝申し上げます。

今年(2014)もあと20日余り、充実した1年を送られたでしょうか?。

本日はことぶき勧学院峡南教室の皆様が湯之奥金山博物館で甲斐金山(山金採掘の初源)と甲州金(わが国最初の貨幣制度)にまつわる二つのテ−マで講義を行いました。

紅葉も終わりに近ずき枯葉が至るところで舞っています。冬の到来もまじかです。こんな季節は温泉に限りますね、下部温泉郷のお客さんも例年に習い増えてきていると思います。一年の疲れを癒しながら温泉に浸かりのんびりするには格好の季節かと思います。一風呂浴びにやってきてください。

本日は湯之奥金山博物館恒例の富士麓金山遺跡見学会で、地元の東京農業大学の木村先生と合流して、事前研修を済ませ毛無山1964㍍の途中地蔵峠の手前に位置する富士麓金山遺跡をめざし登攀いたしました。位置は身延町湯之奥中山金山と峠を挟んで反対側(朝霧高原)に所在する金山で、歴史的にも戦国期に始まった湯之奥中山金山とは古いつながりがあります。特に481年前の天文3年今川寿桂尼文書に太田甚五郎にあてた文書に富士金山へ上げる荷物毎月五駄(馬五頭の意味)、毎月六度(六回)上げてよいという通行文書がありますが、文書の最後に

昨7日、長野県川上村方面へ向かいましたが紅葉は既に遅し、県境にある五郎舎(ごろうや)で山菜中心の料理のおもてなしを受けて参りました。五郎舎は超人気スポットで都内からも随分有名な常連客さんがみえており、活気がありました。往路復路とも須玉金山金山入り口前を通過しましたが、また須玉金山の金ん場と呼ばれている民宿有泉館前を通過しましたが、「須玉金山金山」遺跡の標識はなく、忘れられた遺跡になっていました。ちょっと寂しい感じが致しました。紅葉は10月中ごろがよかったように思います。

こうした広域的な活性化PJのあり方など改めて考える機会をいただきました。

富士川流域の山々も色づいて(紅葉)参りました。急に寒さも感じさせられる昨今でしたが、本日、中部横断道沿線活性化PJの一つ「富士川下り」が事業の停止を決めました、とのご挨拶に関係者の皆様が来ていただきました。これまで大変な努力をしてきただけに本当に残念な思いがいたします。関係者の皆様本当にご苦労さまでした。

富士川流域王国活動を開始し12年、ブログを開設して11年になりますが、王国活動のコンセプトは2006・01・27日記で紹介、2010・5・22日記で一部修正していますが、私は2010・5・10の日記で「富士川流域・上流域の広域的観光圏樹立を!」提唱しております。この王国活動は峡南(旧河内)の一体的な発展を願う運動であり、今日の横断道沿線活性化の4PJの中で、具現化されようとしているところであり、こうした一連の動きが活性化されることをただただ願うところであります。

この中部横断道沿線の開通後、この地が疲弊しないための施策として県、峡中・峡南各町、その関係者やNPO法人や活性化推進委員らの数年間にわたる努力の結果の一つがこうした形になってきたということは、富士川流域一帯の活性化を願う活動を十年以上実践している富士川流域王国プランナー各位とも喜びを分かち合いたい気持ちです。

今回第2回のスタート&ゴール地点は、両日通じ富士川町の道の駅、見晴らしはよく南アルプスや甲府盆地方面の景観も広く開かれた場所。かつ南北方向には中部横断自動車道の建設現場が押し寄せており、いやが上にも近未来大きな変貌を遂げるだろう地域だろうと誰の目にも映る景色に挟まれた地でした。

12日(日)の第2回大会は、大型台風が四国から近畿へ向かう最中でありましたが、幸い台風の影響もないまま無事開催、150名以上の参加者は峡中・峡南の100キロを超えるコースを堪能していただきました。首都圏からの参加者が多かったことと、遠方からでは四国の香川県や東北からの参加者があり、閉会式では記念品が贈られました。

10月11日(土)プチ大会、12日第2回ツール・ド・富士川が200名に上る参加者を得て盛大に開催されました。プチは40名余のライダーが正に快晴に恵まれ甲州の河内路・信濃路などコースに盛り込まれた素晴らしい景観を背に約40キロを走り抜けました。カリスマ今中大介さん、女性でロードバイクを愛しながらアスリートフードマスター、食生活アドバイザー、フードアナリスト、ヨガ・インストラクター、ロードバイクと多彩に活躍し人気沸騰中の日向涼子さんのお二人(写真下)がこのプチ大会、第2回ツール・ド・富士川両日を通じ参加してい

見学だけでもというファンの皆様は、道の駅富士川(富士川町)までお出かけになってはいかがですか。11日(土)16時30分から1時間の予定です。これらのイベントを通じ、横断道開通後の富士川流域一帯、峡南5町の活性化に結び付くものと確信しています。

参加者は山梨県はもとより、東京・神奈川県など関東一円からサイクル愛好者が集結して、この大会に臨みます。特に本日記でも書きましたが、ツール・ド・フランスなどの出場経験をもつ、カリスマ今中大介氏も昨年の第1回に続き今年も参加、11日には同氏のライディング講座も開催されるなどファンにとってはとても嬉しい催しになっています。

山梨県峡南5町(南部町・身延町・早川町・富士川町・市川三郷町)、戦国時代は甲斐国河内領と呼ばれた富士川を中心に展開された町ですが、このど真ん中を縦軸に「中部横断自動車道」の建設が進められていますが、それによって飛躍的に発展させたいと思う地域の想い、県はじめ町、それに関係者の思いが結集され、昨年は11月に第1回が開催されたのに伴い、今年はさらに関係者の思いが加味され、11日にはプチ大会、12日には第2回ツール・ド富士川が、おおむね200名ほどの参加者を迎え、盛大に開催されることになりました。

今月の中下旬は、県下的に小中学校は運動会の季節ですね。子供たちも連日運動会の練習で真っ黒になっているのではないですか。みんな頑張って楽しい運動会になるとよいですね。お父さんお母さん、おじいちゃん、おばあちゃんもみんな楽しみにしてますよ。富士川流域一帯に子供たちの歓声が聞こえてきそうです。

さて、今日は五老峰も雲一つ見られぬ素晴らしい秋晴れ、国道300を下ってきて、下部温泉郷と王国の拠点施設、湯之奥金山博物館をぜひ訪ねてください。金山博物館では砂金堀り体験ができますし、日本の初源期山金山(鉱石からの産金)遺跡の学習がしっかりできます。足を延ばして来る価値十分あります。

富士川、国道52、JR身延線などみんな縦軸ですが、富士山麓・富士五胡(本栖湖)から下る国道300、ここを下ると下部温泉郷や金山博物館、さらには身延山久遠寺、国道300を(国道52)を横切りそのまま直進(県道)すると早川町へ、赤沢の宿はじめ南アルプスの自然が満喫できる山岳地帯の農村風景に出会えます。これらは前述の縦軸を横切る唯一の道ですから、まだ走行体験がないドライバーの皆さんには、一度は訪ねて欲しいルートです。