2014-12-14から1日間の記事一覧

12月17日(水)には、空っ風が吹きまくる下野国分寺遺跡の絵師日の様子を研修して来ました。(後日記載)。

これからの観光の形態は間違いなく変容しています。この視点で改めて峡南地方の観光のあり方を展望するとまた違った観光素材の発見があります。教育旅行プログラムを提供するには、定番の観光地もありますが、次第にこのような観光ポイントへも目が向けられていくと確信しています。

本県では、早川町赤沢集落には身延山久遠寺〜七面山の中間に位置する国指定の伝統的建造物保存地区がありますが、笛吹市芦川地区にも、芦川4地区には、国中から郡内に抜ける若彦路の中間に、素晴らしい「兜造り民家と石垣の風景」が残されています。2013年には、笛吹市芦川地区伝統的建造物群保存対策調査委員会が設置(筆者・王国プランナーの谷口一夫は同委員会会長を勤めましたが)され、素晴らしい調査報告書が刊行されています。こうした積み上げを基に早期に伝建指定になって欲しいと念願しているところです。

その地域風土に見合った素朴な生活環境が、こうして観光資源になっていく姿は、正に本物、日本人の海外旅行も定番の観光地巡りから、むしろ人が行かなかった古都や離島などにも行かれる現実から、人口流出が進む富士川流域一帯に残された、素朴な資源、農山村の生業、山岳地帯に残された集落構造等にももっと目を向けたいと痛感しました。

12日〜13日、雪の福島県・会津〜大内宿へ研修に行って参りました。この両日は、日本海から北海道にかけて、特に北海道には二つの巨大な低気圧が重なりあって停滞し、未曾有の大荒れ状態、その影響で福島県も大雪に見舞われました。白虎隊の飯盛山〜福島県立博物館〜大内宿などのコースでしたが、冬場の観光地の視察研修大変勉強になりました。とりわけ大内宿の(国指定)伝統的建造物群保存地区には、むしろ雪景色(写真)の魅力に誘われた観光客の姿が大勢見られました。