南アルプス市内の国史跡「白根・将棋頭」遺跡の延長線にあった遺構が国史跡に追加指定されました。

 既に知られていますように御勅使川は、あの御勅使川扇状地を作るほどの暴れ川の歴史があります。この為、竜王はじめ国中(甲府盆地)一帯に大洪水を何回も起してきた歴史があります(これは甲府市朝気の東小学校校庭遺跡の発掘調査をかって私はやりましたが、その時に御勅使川、釜無川の白い砂層と粘土層の互層が2メートルにも、ある一時期(専門用語では鬼高期)に堆積していたことが明らかになっていますが、一気に押し寄せた水害の跡が確認できた訳ですが、これから国人を守った一連の治水施設が信玄の業績としての歴史像が定着しています(当然見直しは行われています)。その石積み出し、将棋頭、堀切、十六石、赤岩、信玄堤、霞堤、そして下流域に雁堤といった、治水の為の遺構が残されていますが、この歴史の究明(遺構の性格)の研究も進んでいますが、その一部にあたる表記の将棋頭の延長線部分が守られたという嬉しいニュースが、齋藤王国プランナー(富士川流域王国Dream学会)より、連絡が入りました。明日の新聞にニュースが載ると思われます。