アファール猿人(350万年前)より古いラミダス猿人(440万年前)が人類共通の祖先だった!

 人類は猿人→原人(初期ホモ族)→古代型ホモ・サピエンス→現代型ホモ・サピエンスという進化の過程をたどり、最初の人類共通の祖先はラミダス猿人で、440万年前に、アフリカの大地溝帯で最初に地上に降り、2足(直立)歩行した猿人であることが分りました。しかもこの大地溝帯で多くは400万年もの間進化を繰り返しましたが、その間一部は、180万年前くらいからアフリカ大陸を出てユーラシア大陸への拡散が始っています。拡散の要因は鬱蒼たる森林地帯に乾燥が始るなどの環境変化があったとみられます。
 アフリカ大陸にとどまったニグロイド、北欧へ向かったコーカソイド、その他アジア大陸、北極、南北アメリカ大陸、オセアニアへと広域的に拡散したモンゴロイド。拡散と同時に進化も繰り返し、それぞれ拡散した先の環境に順応した形のなかで、表情や体型、生活の形が形成されてきた、という歴史があります。