秋田県大館市へ25〜27日の日程で行ってきました。「ニプロ大館工場」「十和田高原ポーク「桃豚」のふるさと」そして小坂町の国重要文化財「小坂鉱山事務所と康楽館」を見学してきました。

ktaniguchi2007-04-27

 予定通り富士川流域王国プランナーである「谷口一夫・鈴木俊輔」は、25日夕刻甲府駅を出発、翌朝8時35分秋田県大館駅に到着。ニプロ大館工場からお迎えの車で同工場へ直行、小林京悦工場長、今川信総務部長、片岡哲美品質保証部長・医療機器責任技術者からお迎えをいただきました。
 佐野實社長の到着が10時半ということで早々にニプロ大館工場の概要を聴き工場内を案内していただきました。特に工場の広さ・大きさには先ず最初に驚きましたが、その上、世界の最先端の医療機器(人工透析関連機器FBダイアライザーの製造ライン・注射輸液関連製品・循環器麻酔関連製品・輸血関連製品・補助人工心臓製造部門など)重要な製造ラインの現場を、全て見せていただき大変な驚きでした。改めて世界をターゲットに取り組んでいるNIPROという会社の、やっている仕事の大きさを知りました。大館工場だけでも従業員1128名(男子820名、女子308名)、敷地198,143平米(約6万坪)、建物107,386平米(32,500坪)、さらに隣接地の用地買収を行い工場の増設を進めていました。
 しかもNIPROにとって医療機器関係工場は大館工場の他にニプロ医工(群馬県館林)、ニプロタイランド(タイ)、上海(中国)、ニプロディカル(ブラジル)に工場を持ちます。医薬品関係ではニプロファーマ城北工場(大阪)、同志紀工場(大阪)、同伊勢(三重県)、同大館(大館)、ニプロジェネファ春日部(埼玉県)、東北ニプロ製薬(福島県)、全星製薬工業(大阪)、硝子機材関係として大津工場(滋賀県)、新和商事館林工場(群馬県)の他、販売会社もタイ、中国、ブラジル、ベルギー、ロシア、アメリカ、パナマ、メキシコ、プエルトリコシンガポール、USE、などにあり世界のNIPROとして世界一の「人工臓器メーカー」と「事業活動を通じた社会貢献」を目指しています。これを佐野實社長が一代にして築き上げた訳です。本当に凄い山梨県民が誇る偉人だと思います。
 その佐野社長が10時30分予定通り大阪より飛行機で大館工場へ来て合流、工場長の案内で社長と一緒に新しい開発部門の見学を同行させていただき、昼間は従業員の皆様と一緒に社員食堂で社長と共に食事をいただきました。
 午後は、いよいよ「十和田高原ポーク「桃豚」のふるさと」の見学ですが、社長の車へ谷口と鈴木が同乗、途中、小坂町にある国重要文化財・日本最古の芝居小屋「康楽館」広場で小畑元大館市長・同中山吉行産業部長・同田村金實商工課長ら大館市の幹部職員が随走し、十和田高原へ向かいました。
 ポークランドでは、佐藤達也常務から、概況案内があり、王国プランナー鈴木俊輔(NPOなんぶ農援隊理事長)氏と質疑応答が活発に行われました。同所はBMW技術による循環型農業の実践を、鈴木氏はEM技術による生ゴミ資源化、環境浄化を軸にした活動を展開しており、どちらも「養豚」には効果が発揮できることが確認できました。
 その後、養豚工場敷地内部の案内をしていただきましたが、豚舎の中へは入浴してからでないと入室出来ないと言うことで、これは断念しましたが、年間70,000頭の豚の出荷を実現できている養豚工場のあり方を勉強することが出来ました。敷地面積は約20ヘクタール(東京ドーム4・3個分)という広さで、佐野社長も峡南では小さく幾つかに別けなければ無理かなという感想でした。
 帰路、国重要文化財の「小坂鉱山事務所」と「康楽館」を見学後解散、佐野社長は青森空港へ向かいました。
 谷口・鈴木も翌27日、全日程を終え山梨へ帰って参りました。車中、山梨での取り組みの方法など、夢のある会話が弾み、疲れも吹き飛んでしまうほどでした。
 ニプロ大館工場の大接間には佐野社長の社訓「意欲」という文字が掲げてありましたが、私たちも意欲をもって、富士川流域王国全体の活性化(これが地域内市町の活性化につながる)に向け知恵を使いたいと感じて帰って参りました。佐野社長様、大館工場の皆様ありがとうございました。