森林セラピーにも広義の健康増進型(医療行為はやらない)と、狭義の治療行為型があるようです。


 既に県内の市町村では「森林セラピー事業の認定」を受けたり、申請中であったりするなど、観光の目玉として模索が進んでいるようです。

 実は先般(8月25〜27日)王国プランナーである畦高さん率いる(田舎力研究会)、鈴木理事長率いる(NPO南部農援隊)、小池さん率いる「チェンソーアートやまなし」の皆様が、森林資源が豊かな南部町の杉・檜(南部の木)を使ったログハウス事業推進の一環とした「ログハウススクール」(田舎力研究会・ログクラフト事業協同組合・市川巌理事長共催)を開校しましたが、それに参加して感じたことが、林を森に変える具体的な方法論としてこの事業の有効性を実感したばかりでしたので、森林セラピーを観光の目玉として取り入れたい、しかし経済効果がなかなか具体的に現れない、といった流れの中で、ログハウス効果のあり方を考えていました。

 山の杉・檜をログハウスに使うことで、「林から森づくり」に発展できれば、森林セラピーに活用できる方向が、経済効果を伴う形で目指せるということです。
 森林セラピーには、森林整備が先行するわけですから、一石二鳥ということになるかと思います。富士川流域王国全体に南部や県産材を使ったログハウスが目立つようになれば最高ですね。

 林を森に変える。その森をセラピーに活用する。また林(杉・檜)を伐採し、広葉樹に変えていく。(そこへ)動物を山へ帰す。人と動物の棲み分けをもっともっと考えた森林政策を推進する。流域沿岸地域は65歳以上の高齢化が進んでおり、高齢化率も30数%〜50%にも近づいているなかで、森林整備では高齢者(経験者)の活用も図れる。こんな話をしてきました。