2015-01-17から1日間の記事一覧

この記事、後日に続きます。

豊かな歴史資源、そしてその歴史舞台となった山梨県の自然遺産(多くの生活環境を支えた)地理的な環境を総合的に展望することによって、ダイナミックな姿が浮かびあがってきます。歴史と重層的に重なる中で現代の農業・工業・商業等の営みが、この甲府盆地と釜無川・笛吹川そして富士川の悠久なる流れの中で営まれて来ましたし、これからも続きます。

この富士川本流沿岸部において旧石器時代から縄文にかけて人々の生活の痕跡を残す遺跡などが中部横断道建設の事前調査などで、続々と発見されています。もっとも濃密な遺跡分布は、富士川の上流域沿岸部の笛吹川左岸や釜無川右岸(近年の発掘調査で想像以上の遺跡の存在が明らかに)に見られますが、いわゆる山梨県地図を見ますと河川がローマ字の「Y」を描いている沿岸部一帯に旧石器時代から縄文、弥生、古墳時代を経て今日に続く本県の歴史展開があったことが如実に理解できます。

王国活動が始まってから12年目になります。このブログ左上にはその履歴と、それぞれの年月には、目指してきたものを日記に記るしています。「富士川流域王国」の原点は峡南全域の活性化ですが、加えて上流域一帯を視野に入れた活動です。「峡南」では、わかりにくい部分がありますから、全国に知名度がある「富士川」を冠につけることで、どの県のどの地域なのか、多くの説明を加えずとも理解していただけることから「富士川流域王国」とし、その富士川本流と上流域(釜無川・笛吹川)沿岸地域を総括的にイメージしたものです。