2009-06-06から1日間の記事一覧

観光業者がする観光企画は、ある意味ではスペシャリストにまかせ、その観光拠点になる地域の「価値を証明」をすることは、地域の役割だと考えるのだが、如何でしょうか。

先般、甲府城に関わる会議で、甲府城は、今は県指定史跡だが、国史跡を視野に入れた史跡整備と都市公園整備が10数年続けてこられた。いまでは立派な公園になっている。

そして今、さらに城の復元の一環で、櫓門などの整備の方向が議論され始めた。その会議の中で、当然、それら櫓門の復元は国史跡を視野に入れたものでなければならないが、委員のなかから、国史跡になると制約が出るから、果たして国指定史跡をめざすことは如…

不思議に思うことは、東京圏に隣接しながら、なぜ、山梨県の地価は下落が10数年もつづくのか?である。やはり、魅力がないから?。

裏を返せば、これは「価値の証明」が十分でないことの表れでないのかと思う。

山梨県には「価値」あるものが沢山ありながら、その「価値が証明」しきれていないのでは?。

ふと、そんな気がしてならない。例えば「世界遺産登録」。これは、世界の目でみて、人類にとって、どんなに高い価値を有しているか、その普遍的な価値の証明がなされなければ、登録に至らない。 そのため、ひとたび世界遺産に登録されると、その「価値観」に…

「価値がある」ところへ人が集まる。

京都など「文化遺産」が集積されていて、総体の価値観が高い、そんなところへは「観光客」が押し寄せる。今では1年を通じ観光客が絶えることがない。