日本はどうなるんでしょうかね〜。

*大変、危機感を持って政治・経済を見ています。
 いま、山梨県も峡南地域も地域活性化至上命令ですね、これには覚悟を決め込んで真剣勝負をかけないと、変化しないと思っています。
 特に山梨県は、地域活性化というキーワードでみますと、逆方向に動いています。
 既に甲府市の空洞化は進み、山梨県からも大手企業が県外・国外へ流出しています。優秀な知人なども、企業の海外転出に伴って、家族ぐるみで、アセアン諸国へ転勤を命じられ国外へ転出するなどの事例も身近にあり、今や日本の経済や産業界の空洞化が始まっていると言う認識です。

 また首都圏の隣にありながら路線価は18年間下がりっぱなしです。このように、ある意味で県の価値が下がっている中での、山梨県や峡南地域一帯の活性化運動ですから、安易な気持や手法では達し得ないものを感じます。
 もっと深い根子から考えねば、ままごとレベルの活性化では駄目だと思っています。

 国の借金も973兆円(国民1人当たり763万円)。これを国家公務員と政治家が作ってしまったんですね。
 この中での「地域活性化」なんて無意味に感じませんか。いや国民レベルでは何も出来ないと言うことですね。
 ギリシャに続き、スペインが最近やばいようですね。日本は何か例外扱になったようですが、それだけ世界が日本を見放し始めたと言うことでしょう。やばいと言う一言状態です。
 ですが、何か呑気ですね。それだけ政治家が真剣でない証拠です。政治家が職業家しちゃった証拠ですね。口では上手いこと言っても、絶対自分自身の身は切らない。本気だったら国会議員、今の半分にして見てください。恐らく出来ないでしょうね。特権階級を手放したくないでしょうから。
 これが実現できたら、大きな改革が始まるでしょう。
また公務員も一生安泰なんて言うのが、国を駄目にしています。何か組合が強いと言うことのようですが、こんなこと続けていたら、確実に日本破綻です。公務員の仕事に向かなくて、既に職域内で仕事を放棄してしまっている人、手をうつべきです。

さて、山梨県限定で活性化を考えるなら、リニアが甲府盆地まで早く開業し、リニアを世界へ売り込むショールームとして県内を活用すれば、世界からも山梨県が注目されるようにもなるでしょう。そこに新しい活性化の道筋も出ようかなとは思っていますが、そんな考えはありますか。

 これらと並行して本県の活性化を考えた場合、本県のあるあらゆる資源、その中には自然遺産や文化歴史遺産、それらは観光資源(自然遺産・文化歴史遺産)としても重要な柱になりますが、その、一つ一つを世界や全国に通じる「価値」をつける、「価値」を高めることが、課題だと思います。

 身延町にある湯之奥金山博物館は、日本で4遺跡しかない「国指定史跡」金銀鉱山遺跡の一つ、「甲斐金山遺跡」(黒川・湯之奥/中山金山)のガイダンス館ですが、ここは日本におけるオンリーワンの博物館です。

 6月27日には世界遺産石見銀山石見銀山資料館開館35周年の式典での記念講演を私はして参りましたが、同館と我が湯之奥金山くらいですね。国指定史跡である金山遺跡を抱えるガイダンス館としての博物館は、それだけ重要な役割をもった博物館だという価値が両館にはあります。
 恐らく今後は連携して日本の金銀鉱山史研究をリードしていきたいと、両館では共通の認識をもって、その方向を目指したいと思っているところです。

 当然のこと、こうした繋がりの先には「富士川流域王国」全体の価値を高めることにつながっているということです。