江戸時代に全国を行脚し、多くの木喰仏を残された木喰上人誕生の地が山梨県身延町(合併前の下部町)丸畑にあり、上人さんから数えて7代目にあたる伊藤勇さんが、生家と上人さんゆかりの木喰仏を守り継いでおります。

ktaniguchi2009-05-10

 当日(4月29日)は、祭日出館日でしたので、登山家であり、富士川流域王国プランナーとして、地域活性化に力を注いでいる磯野澄也さんの案内を受けて、はじめて伊藤家へ赴くことが出来ました。伊藤さんから上人の業績や日本各地を行脚した中で残された数々の教えを丁寧に2時間余りお話しをしていただきましたが、ありがとう御座いました。晩年、故郷丸畑に帰られたときに建てられた「四国堂」も案内していただきましたが、心に感じるものが沢山ありました。伊藤勇さん、磯野澄也さんありがとう御座いました。
 やはり、木喰上人と心を込めて一体一体手彫りで彫られた木喰仏にはファンが全国にいて、毎年、3、000人余りの方が、この地を訪れていただいているようです。町民あげて木喰上人の信仰する心や教えを理解して、語り繋いでいくことの必要性を改めて知った感じです。なお丸畑には町営の木喰微笑館もあります。写真は四国堂の正面から中を覗いた写真です。