昨日(23日)第14回王国プランナー会議が開催されました。

 王国プログラムに森を活用した健康増進型の「森林セラピー」の取り入れを検討しました。特に王国プランナーである畔高氏(田舎力研究会)が推進している南部の木材(杉・檜)などを活用した「ログハウス」について同会から、新たに2人のプランナー(市川巌氏=ログクラフト事業協同組合専務理事、萩原賢悟氏)が参加され、県産材(南部材)を活用した活性化の事例などを聞き意見交換しました。健康型森林セラピーと組み合わせが可能だという認識がもてました。


 先の峡南青年会議所主催の「地域の活性化施設めぐり」のバスツアーに参加したおり、南部森林組合杉山好史組合長さんの、山の頂上まで杉・檜に覆われてしまった山を整備し「林を森に戻す」、「山を整備し獣を山に帰す」、「人と獣の棲み分けが必要」、「生産された材を活用」する。といった話に「ログハウス」プログラムは連動できる。そう思いました。


 また、先に開かれた県森林環境部の「森林セラピー」研修会に参加して、森林セラピーにも①医療型、②健康増進型があることを知りました。特に医療型については県内市町村でも取り入れた事例が出てきています。王国プログラムでは「健康増進型」での取り組みができると確信しました。


 いま、山梨県の65歳以上の高齢化率が25%前後です。とりわけ峡南の身延町が36%、早川町が46%あまり、また、人口が毎月減り続けています。これは峡南の他町も同じ傾向です。山梨県の森林は80%以上に及びます。つまり山林があり高齢者が大勢いると言うことです。
 こうした中で、人口減少に歯止めをかけるには、何が必要か考えねばなりません。
 人がこの地に留まるには、経済効果が出る「ビジネス・チャンス」に繋がる「何か」を創出しなければなりません。

 
 前記した「ログハウス」プログラムでは、都心から「企業戦士」とも言うべき方が参加していました。「ログハウス」に興味があったからと2泊3日の体験で、数々のことを学んで行きました。この研修会場になったところが「ログクラフト事業協同組合の現場」(南部町中野字山ノ神5046、電話0556−64−4555)でした。森の中にありました。中央に作業所があり周りは森です。その一画に宿泊研修ができるログハウスがあります。


 実はこういうスペースが、流域市町の富士川の沿岸の随所にあれば、「企業戦士の週末住民」構想が成立すると考えられるということです。中には定住者が出る可能性もあります。それこそ「中部横断自動車道」が完成すれば、都心からの目的地になり得るプログラムが成立するのではないか。私はそれに繋がる「いや繋げればならない」プログラムであると思っています。


 山の整備には、山林の経験者が現役に帰る機会になります。60歳で定年になったら後は何か余生を生きる。という考えがありますが、60〜80歳までは第2の人生、それも経済効果が発生する収入が伴う仕事に就くことが、必要だと考えています。人口の半分が65歳以上となれば、60歳未満の現役世代に相当な負担をかけさせる社会になります。


 富士川流域に人が来れば、その受け入れの為に、多くの働く場も創設できるでしょう。むしろそれを狙った地域作りに知恵を使うことが必要ではないかと考えられます。


 実は色々な組み立てを考ていますが、うまくまとまっていませんが、このことについては、さらに集約した考え方にまとめこの日記で、皆様に問いたいと考えています。


 こうした「地域に密着」した新しい取り組みを、これまでの観光資源に加えることで、富士山麓にも八ヶ岳山麓にもない、新しい「富士川流域」の魅力を世に出せるものに発展できるのではないかと思っています。王国プランナーの皆様、色々ご意見などお寄せ下さい。可能なことは即実践できるようにしませんか。富士川流域のログハウスに各地から大勢の方が集まってきて、週末の賑わいがある峡南を想像してみませんか。そうしたDreamを地域全体で考え語り合いませんか?。