2013-11-09から1日間の記事一覧

この意見に賛同していただける方は、是非ともコメントを入れていただければ幸いです。

ただ、天守閣を建てれば、甲府が活性化すると言った短絡的な考えは、逆に甲府を台無しにしてしまうと言うことを肝に銘じて欲しいと願っています。

しかし、事もあろうにその県指定史跡・甲府城跡に「天守閣」の話は、広島大学のM教授が、天守閣があったとするなら、これしか考えられないと言った歴史を冒涜するような絵に踊らされてしまっている皆様がいる訳ですね。むしろ旧城下町に残る武家屋敷跡始め、旧町名で知られる代表的な職人・商人の町並みを復元し、躑躅が崎の館、甲府城と甲府城下町の歴史を彷彿させる散策ができる古都「甲府」のあり方こそが、いま必要だと考えています。

いわゆる歴女と言われる皆様も、本物の歴史に触れる体感を求めて、歴史ドラマの地へと足を運んで来ますが、はじめから作り物の天守閣には興味を示しませんね。むしろ戦国の武田氏時代の躑躅か崎館跡(武田神社のあるところ)やその城下町、さらには慶長初期には築城された現在の甲府城跡やその城下町、甲府はこの2つの城下町が一部重なり合っている貴重な城下町の町並みを残している重厚な歴史ある地方都市なんですね。これを大事にしなければいけません。これこそが観光資源なんですね。

最近、県指定史跡「甲府城」に天守閣を建てようという声が聴かれます。目的は観光ですが、果たして史実に基づかない天守閣にどれだけ観光資源としての価値があると言うのか全く疑問ですね。私は真正面から「反対」です。