2013-06-25から1日間の記事一覧

富士山を真横から見られる標高1964メートルの毛無山の山頂こそ、まさに世界文化遺産「富士山」の展望台に相応しいところだと思います。湯之奥金山遺跡のガイダンス館は、下部温泉郷(JR身延線・下部温泉駅から徒歩3分)のところにありますから、先ずは予備知識を、金山博物館で、毛無山と国史跡中山金山遺跡などの学習をしてからだと、より効果的な学習が出来ますし、感動が味わえると思います。

具体的なプランは、これから示していかなければなりませんが、「富士山学」はもとより、富士山の外輪山的地形を構成している中に、富士山に対峙した毛無山があり、そこからの富士山のロケーションは、正に天下一品、その近くに位置する湯之奥3金山遺跡(うち中山金山は国指定史跡である日本における初源的山金山遺跡)があり、教育(学習)プログラムの構成には事欠かない素材がたくさんあるかと思います。

これからは国内はもとより、外国からも多くの観光客が富士山・富士山麓中心に集まると思われますし、その銅線の中で県内各地の観光客増加の波が押し寄せると思います。

山梨県・静岡県が推進していました富士山の「世界文化遺産の登録」が実現しました。富士山は日本のみならず、日本を越えた価値が認められると評価した「イコモス」の勧告に、世界遺産登録委員会の決定は、ほぼ間違いないだろうという中にありましたが、正式に登録が決定しますと、ほっとしますし、同時にこれからがいよいよ環境保全などの意識の向上と実行が求められる、といった緊張感が走った登録実現でした。