2012-10-23から1日間の記事一覧

今回も私の「愚痴」に近い「岡目八目」的な日記になりました。ご容赦を!。

むろん陸上の輸送手段は、道路などの寸断で、直ぐ止まってしまう。並行して「ヘリコプター」が多用できる、「ヘリコプター」基地の設置も課題になる。

むしろ今、太平洋沿岸は広域的に大地震の恐怖、津波の恐怖を抱えている。前述の交通網の整備があるなら、重ねて安全性が高い山梨県への「定住促進」策を検討しないのか不思議でならない。都心からの交通路線が通勤に不向きならば、JR東日本に都心と甲府を結ぶ快速電車を開設していただいたらどうか。JR東海がリニアを建設できるなら、JR東日本の快速電車開通は問題ないでしょう。東海側からはJR身延線、中部横断道、国道52号、やがてはリニアが加わるでしょう。

かって山梨県知事選挙である候補者が山梨県100万人人口を実現させます、といって戦った方がいたが、お題目だけ。具体的な戦略がなければ何も起きないということ。

今、大震災などで、また大震災の起こる可能性などで、マスコミもたえまなく報道しているが、昭和18〜20年ころ、京浜など都心かえら、益々激しくなる戦禍から逃れる為の児童の「疎開」が本県にも押し寄せた。私もその疎開組の一人であるが、本県人口が過去90万人台に乗ったのは、この時だけ。

「農業生産物」も多様だし、世界に繋がる「宝飾」「ワイン」などの国産品の産業が本県には存在する中で、JR中央線、JR身延線、中央道(既設)、中部横断道双葉〜新清水間(一部開通・5年後全通予定)、そしてJR東海のリニア鉄道(建設中)と続くが、こうした流通網を使って本県は「何を流通」させたいのか、国家プロジェクトを単に眺め、開通すれば「ああだ、こうだ」の受け身の議論ばかりで、何の戦略的な創造も浮ばない姿に、憤りに近い感情を覚える。

首都、東京の隣県にありながら土地標準価格が20年間マイナスを続けている事実、実はこのマイナスが意味しているものが「疲弊する」姿のバロメータなのかどうか理解に苦しんでいるが、とにかくプラスへ向かっていない現実からの脱皮策も少しは検証すべきだと思う。

山梨県の大自然、そこに存在する人々の暮らしの中から見出せる「地域資源」の活用こそが、山梨県の底力になるだろう。

ただ世界遺産の観光地を巡りなどでは、大きな感動と共に脳に強烈な刺激を受けることも確かである。山梨県・静岡県では「富士山」の世界遺産登録も間近だという感触を受けている昨今であるが、同時に南アルプスの世界自然遺産登録への道筋を考えたり、それらと共に、小さくても光りを放っている局地的に存在する地域教育・観光資源の有機的な結び付きを考え、真の観光地を標榜すべき時期を迎えている。

ある意味で旅行業界も募集型企画旅行において、ほぼ出尽くした感もあり、新しい切り口からの観光資源を模索している状況にある。しかしこれまである資源を色々なバージョンに組み替える旅行の形態で、基本的には様変わりしているものではない。

自然体験のなかで、経験もしたことがないプログラムに挑戦することで、無機質な電子器機を使ったゲームに明け暮れする主に若者達に体験の機会を提供することは、もはや大きな課題にもなっているという角度からの認識も必要だと痛感する。

いまや観光は、世界も日本も更には日本の地方においても、国や地域の活性化の目玉に於いており、凌ぎを削っているが、未来を託す若者の教育プログラムを指向するなら、地域資源(地域の教育資源)を活用したプログラムに叶うものはない。

山梨県の南部地域である峡南地域には、潜在的な教育プログラムが組める魅力(素材)が至る所に見られる。それを単発的に捉えず重層的に幾つもの組合わせを考えたなら、ある意味では「無限」の可能性を秘めている。